国道287号、車窓を流れる赤い看板と「?」
それは、山形・白鷹の鮎茶屋へと向かう道中のことだった。
国道287号線を北上し、長井市の市街地を抜けていく。車窓の向こうには、真っ白な花を咲かせた一面の蕎麦畑と、黄金色に頭を垂れる稲穂の絨毯が広がっている。初秋の街道を流れる穏やかな家並みや商店の連なり。
その時、手製らしき赤い看板が不意に視界へ飛び込んできた。
赤い地に、白いペンキの文字。
「おもちゃと? のしぶや」
「ん?!……見たか、今の?」
「うん、見た! なにあれ、モヤモヤする~」
「なんでおもちゃの間に『?』なんだ??」
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