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【速報】宮城県の冷たい肉そばの人気店「となりの肉そば」で、本場山形の鳥中華をほぼ知らずに実食した感想→そば屋で食べる旨いかつ丼くらいアリ

宮城県角田市の「となりの肉そば」で、寒い時期にぴったりのあったかい鳥中華が提供開始されるそうだ。山形の冷たい肉そばといえば、外せないのが鳥中華。着々とファンを増やすとなりの肉そばで満を持して秋めく10月に登場との事で、早速実食レポートをお届けする。今回も期待大である。

「鳥中華」の字面に騙されてはいけない

皆さんはランチで行ける美味しそうなお店を探すときはどうしてるだろうか。テレビや雑誌、食べログやグーグルマップの口コミ、インスタやYouTubeなどで事前情報を調べる事が多いのではないだろうか。しかし!やはり実際に食べた事のある人から直接話しを聞くのは説得力が違う。ということで、早くも第三弾となるとなりの肉そば訪問は、新作の鳥中華を実食する事にしよう。

その前に、鳥中華をきちんと理解している方のほうが少ないかもしれない。知っている方はもちろんここは飛ばしてもらって構わない。が、鳥中華を知らないというそこのあなた!ここはひとつお付き合いを。鳥中華を知らずして記事を読むのは、サッカーのルールを知らずにサッカー観戦をするようなもの。それももちろん否定はしないけど、ルールを分かって見ればもっと楽しいよね、という至極当たり前のお話なのです。偉そうに言ってますが、何を隠そうかく言う私も、山形で鳥中華を食べたのは1度だけ。。。しかもおぼろげに覚えている程度という、なんとも心もとない記憶しかない。でも、鳥中華は美味しいものだったという記憶だけはある。それよりも記憶に残っているのは、一口目の驚き、というよりも、私が大いに勘違いしていたこと。

鳥中華はラーメンではありません!

山形の鳥中華を知ってる方には鼻で笑われるかもしれない。でも字面が完全にラーメンではないか。だから知らない人にとっては初見の認識はラーメンなのだ。いくらメニュー表の「冷たい肉そば」のとなりに「鳥中華」と書いてあろうとも。それは、茶色い液体を、アメリカンコーヒーだと思い込んで飲んだら、色の濃い麦茶だったときの違和感と衝撃と驚きが同時にやってきて、理解するまで思考が一時停止する感じに近い。まーこんな体験をしたことがある人はほぼいないだろうが、本当にそんな感じだったのだ。。。

山形名物の鳥中華

いつものように前置きが長くなったが、鳥中華とは鶏出汁のそばつゆベースのスープで中華麺を食べる山形のそば屋の定番メニューだ。ちょっと気になって調べてみると、鳥中華はどうやらお蕎麦屋さんのまかないだったらしい。天童市にある手打水車生そばさんで約50年前にメニュー化されたそうだ。おそらく、こういったまかないから定番メニューが数多く生まれているのだろう。まかないは偉大なり。

さて、肝心のとなりの肉そばの鳥中華は、今回もまた私の舌を喜ばせてくれるのか。これまでレポートした鳥そば、月山舞茸は間違いなかっただけに、今回も期待せずにはいられない。鳥そばと月山舞茸については、気になる方は以下のリンクを覗いてみてほしい。

【朗報】肉そばの本場山形県民も絶賛した冷たい肉そば専門店「となりの肉そば」が宮城県角田市にオープン!食べてみたらいろんな意味で予想外だった

【続報】宮城県角田市の「となりの肉そば」で、何やらとんでもない旬の食材が食べられるらしい!その名も月山舞茸。気になる味わいやいかに⁉

鳥中華を食べたら完全優勝だった

しかしよく考えてみると、オープンから一か月で新メニューの鳥中華とは、かなりのスピード感ではないか。店主の小林さんに話しを聞いてみると、実は山形で冷たい肉そばに出会って以来、鳥中華の研究にも勤しんでいたと。納得の一杯が仕上がり、寒くなってきたこのタイミングでお披露目したそうなのだ。いやー恐れ入った。となりの肉そばの昼営業を開始し、夜は居酒屋のRestaurant&Bar Panchを営業しながら最高の一杯を提供するために準備していたとは!この向き合い方はガチすぎる。そして今日。朝から雨が降り、長袖一枚でも少し肌寒く感じる昼下がり。熱々の一杯を食べるにはこれ以上ないタイミングではないか。しばし鳥中華の到着を待つ。

いざ着丼‼

今回の鳥中華も完璧なビジュアル

やってまいりました。やはりとなりの肉そばならではの、シンプルで研ぎ澄まされた見た目に透きとおった黄金色のスープにうっとり。山形の鳥中華のように天かすは入らず、茹で卵がのっているのが特徴だ。中華麺、親鳥の鶏肉、卵、ねぎが綺麗に盛り付けられ、まずビジュアルが美しい。

そんなことを思うや否や、旨そうな匂いが鼻を突いた。これはおそらく出汁と脂が混ざり合ったいかにも食欲を誘う香り。す~~~っと匂いをいただいて、さっそく熱々のうちにスープを一口。

うおぉ〜しみるっ!!
染みわたる!

これは化学調味料の旨味に頼った味ではなく、丁寧に素材からダシを取ったスープの味だ。その昔、化学調味料不使用がうたい文句のラーメンを食べた事があったが、優しい味というよりも寂しい味だと感じたことがあった。ときに、味を評価する時に物足りない味をオブラートに包んで「優しい味」と言ったりする。でもこの鳥中華は本当に優しい味なのだ。決して物足りない味として揶揄しているのではなく、旨味、塩味、香りが完全にバランスした味わい。優しさの裏にはしっかりと出汁の土台があって塩味がいいあんばいになっている。

透明感のある黄金色のスープにひたるちぢれ麺

次に麺をいただいてみよう。麺はちぢれ麺だ。

もう完全優勝!!

一口すすってみると、モチモチとした食感で、スープともよく合う。この麺は鳥中華のために特注したといい、店主のこだわりを感じる。縮れ麺がスープを口の中までしっかり拾い上げてくれる。あいかわらず親鳥の鳥肉もウマイ。次々と箸が進む。気が付くと、あっという間に麺を平らげ、残ったスープも飲み干してしまった。ウマイとはこういう事なんだろう。ん~うまく言えないのが口惜しい。。。なんと言えばいいだろうか、食べた後に満腹感というよりも幸福感のある一杯だ。鳥中華というジャンルからして尖った味ではないが、毎日でも食べたくなるような美味しさなのだ。ただ、よくよく考えてみると、身の回りに毎日でも食べたくなるような一杯がどれほどあるだろうかと。そう感じた途端に、これほど寄り添ってくれる一杯もそうそうない、と思えた鳥中華であった。

今回のとなりの肉そばレポートは、冷たい肉そばから一転、あったかい鳥中華をお届けした。これから寒さが増す季節にぴったりの一杯だ。宮城ではまだまだ食べれるお店が少ない鳥中華。鳥中華好きの方も、まだ未体験な方もぜひ一度足を運んで自分の舌で確かめて欲しい。本当にやさしい味は身体に染みわたると実感できるはずだ。

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《ライダーさんも多数ご来店》

東北ルート66のライダー歓迎の宿としてお馴染みのゲストハウス66。お泊りのライダーさんもとなりの肉そばでランチを楽しまれています。他にもツーリングの途中に立ち寄られるライダーさんも多いそうです。となりの肉そば駐車場には、バイクを停めるスペースもありますので、安心してご来店いただけますよ。東北以外では馴染みのうすい肉そばですが、せっかくの東北ツーリングでご当地ならではのご飯を探されているならオススメです。宮城県でも冷たい肉そばを食べられるお店がじわじわと増殖中の次にくであろう東北のご当地グルメです。そして、10月からの少し寒くなってくる時期には、あったかい鳥中華がオススメです。東北ツーリングのランチに、本場山形県民も唸った一杯をぜひ味わってはいかがでしょうか。

《アクセス》

仙台市中心部からは、高速道路を利用すると約50分でアクセスできます。また国道4号を走行すると仙台から約1時間です。福島市や山形市からも約1時間ほどでアクセスできます。関東方面からは、高速道路の場合は東北自動車か常磐自動車道、下道ですと国道4号線から国道113号に入り、角田駅方面に向かい、角田駅最寄りの信号のある交差点の角地がとなりの肉そばとなります。

●仙台市方面から:
(車)仙台南部道路長町ICから常磐自動車道山元ICへ~常磐自動車道山元IC~山元IC~県道272号線~県道44号線~国道113号線→角田駅方面へ
(電車)JR東北本線仙台駅~槻木駅乗換。阿武隈急行線角田駅~徒歩5分
●福島市方面から:
(車)東北自動車道福島飯坂ICから白石ICへ~東北自動車道白石IC~白石IC~国道4号線~蔵王さくらロード~国道113号→角田駅方面へ
(電車)福島駅~阿武隈急行線角田駅~徒歩5分

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