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大相撲2026年5月場所若隆景優勝!

相撲ファンならずとも福島を始め東北の人間にとってこれ程嬉しい事はない。

大怪我からの地獄の苦しみと更なる逆境を跳ね除けた、相撲史に残る劇的な復活ストーリーは痺れるところで惚れ惚れする。男ぼれとはこういう事か…。

数々のドラマが絡み合った優勝までの軌跡。

2022年に初優勝を飾り大関昇進を期待されたが、右膝の大怪我で3場所休場で幕下転落。地道なリハビリと稽古を重ね、自力で幕内まで這い上がる。ようやく幕内に戻るも、今度は右肘のけがの悪化で休場。痛みを抱えたままでの5月場所出場。5月場所は、2横綱2大関が休場する異例の大混戦の幕開けとなる。若隆景自身も序盤・中盤で星を落とすも、ここからが彼の驚異的な集中力が光る。右肘の痛みに耐えながら、持ち前の低く鋭い相撲で怒涛の4連勝を飾り、12勝3敗で千秋楽へ生き残った。

千秋楽の本割で、若隆景は平幕の藤凌駕を肩すかしで破って3敗を死守。その後、大関・霧島も勝利したため、優勝の行方は2人による優勝決定戦へともつれ込む。

優勝決定戦の土俵に上がった若隆景は、迷いのない一気の「押し出し」で大関を圧倒。見事に25場所ぶり(4年2ヶ月ぶり)となる、史上3番目の長期ブランクを乗り越えた2度目の幕内優勝を成し遂げた。

土俵下のインタビューで、彼は最高の笑顔とともにこう語った。

「一番の原動力は家族の存在。今日の朝も、子どもたちに『優勝してね』と言われていた。優勝した姿を見せることができて本当に良かったです」

どん底の幕下陥落、そして直前の右肘負傷という逆境をすべて力に変え、愛する家族との約束を果たした、非の打ち所がない完璧な復活劇。

大怪我を乗り越えて再び賜杯を手にした、若隆景の感動的な優勝は痺れずにはいられない。