fbpx

ポケモン天文台が角田市へ。かくだ田園ホールで始まる、宇宙の測量

角田の夜は、わりと暗い。
住宅地を抜けると、空のほうが残る。
遠くで車の音はするが、それ以外は静かになる。
ロケットの町と言われることはある。
けれど実際には、宇宙はもっと低い場所にある。
夏、かくだ田園ホールで「ポケモン天文台」が始まる。
ポケモンと一緒に宇宙を見上げる展示らしい。
子ども向けイベントと言えばそれまでだが、角田という場所に置かれると、少し違って見える。

●ポケモン天文台とは

「ポケモン天文台」は、ポケモンと宇宙をテーマにした体験型展示企画。
国立天文台の協力のもと、宇宙や天体観測について触れられる内容になっている。展示では、ポケモンたちと一緒に星や宇宙を学ぶ構成になっており、子どもから大人まで楽しめる形らしい。
全国を巡回している企画だが、宮城県では角田市・かくだ田園ホールで開催される。「ポケモン天文台 角田」で検索して来る人も増えているようで、開催前から注目度は高い。

●開催場所は「かくだ田園ホール」

会場となるのは、角田市にある「かくだ田園ホール」。
ロケット開発の町として知られる角田市の文化施設で、周囲には住宅地と田畑が混ざっている。
昼は普通の町だが、夜になると暗さが残る。
その暗さが、この展示には少し合っている気がする。
「ポケモン天文台 角田田園ホール」で検索する人も多いが、実際にはイベントそのものより、“角田でやる”ことに意味があるのかもしれない。
空を見るには、少し暗い町のほうがいい。

●ポケモン天文台へのアクセス|仙台から行ける?

「ポケモン天文台 仙台」「ポケモン天文台 アクセス」で調べている人も多い。
仙台方面から向かう場合、車なら常磐道・山元ICから約15分ほど。白石IC方面から向かうルートもある。
電車の場合は、

JR東北本線「槻木駅」
阿武隈急行線に乗り換え

「角田駅」下車
という流れになる。

最寄り駅の角田駅から会場までは少し距離があるので、タクシーや車移動のほうが現実的かもしれない。
ただ、その少し不便な感じも、角田らしさの一部ではある。

●チケット情報|前売券は?

「ポケモン天文台 チケット」で検索する人も増えている。
現在、前売券情報や開催詳細は順次公開されている。最新情報は公式サイトで確認したほうが早い。
イベントは期間限定開催になるため、土日や夏休み期間は混雑する可能性もありそうだ。
とはいえ、角田の夜は都会ほど急いでいない。

公式サイトはこちら。特別企画展「ポケモン天文台」|かくだ田園ホール

●展示の前後に、角田の時間を挟む

「ポケモン天文台」とJAXAをめぐる旅は、移動だけで通り過ぎるより、少し時間を置いたほうが輪郭が出る。
特に昼開催のイベント後、熱気そのままに町のあちこちへ散乱していく時間。お腹を満たし、夜へと繋ぐ選択肢が、この駅前のエリアに美しく揃っている。

●となりの肉そば(ランチ)

昼の角田を歩くと、冷たい出汁の香りが鼻腔をくすぐる。
ポケモンやJAXAで宇宙の緻密な構造に触れたあと、私たちはもう一つの「緻密な職人技」に出会うことになる。それが、Panchのすぐ隣で暖簾を掲げる「となりの肉そば」だ。

ちょうどこの夏、試作を重ねて完成したばかりの「夏限定・ごついスタミナ系の特製肉そば」が呼び声高い。
厳選されたこだわりの蕎麦に、これでもかと鎮座する豪快でジューシーなスタミナネタ。一杯の器の中に表現された味の設計は、まるで宇宙を測量するかのように計算し尽くされている。イベントや宇宙センターを歩き回ったあとの身体に、この冷たい出汁とごつい肉の塊が驚くほど深く刺さるはずだ。

●Restaurant&Bar Panch(ディナー)

夜になると、町の灯りは少し減る。その中で、静かに、けれど確かに明かりを灯し続けている店。2014年のオープン以来、この場所で夜の止まり木となってきた「Restaurant&Bar Panch」だ。

この店を率いるのは、飲食店経営33年という確かな歩みを持つプロデューサー。長年培われた圧倒的なノウハウと目利きがあるからこそ、この空間にはいつの時代も本物の美味さが漂っている。
イベント帰りの高揚感を持った人と、いつもの地元の夜が心地よく混ざり合う空間。暖簾をくぐれば、目の前でパチパチと音を立てる「備長炭」の熾火(おきび)と、香ばしい薫煙をまとう「炭火焼鳥」が出迎えてくれる。一本ずつ手差しで仕込まれた極上の焼鳥と、その時々で最も美味い「旬菜鮮魚」がカウンターに並ぶ光景。昼に見たロケットの熱いロマンを語らいながら、今度はじっくりと地元の味とお酒に浸る。その日の旅の記憶を整理するには、これ以上ないちょうどいい場所がここにある。

●角田駅前で完結する「1泊2日の宇宙めぐり」モデルルート

「ポケモン天文台」とJAXA角田宇宙センターを巡る旅は、せっかくなら通り過ぎるだけではなく、1泊2日でゆったりとロケットの町の輪郭に触れてほしい。
実は、今回ご紹介した「食」と「宿」のスポットは、すべて阿武隈急行線「角田駅」の目の前(徒歩1〜2分圏内)に驚くほどコンパクトに集結している。この立地を活かした、おすすめの旅のスケジュールがこちらだ。

【1日目:ポケモン天文台と角田の夜を味わう】

12:00 【ランチ】となりの肉そば
角田駅に到着後、まずはPanchのすぐ隣で、夏限定のごついスタミナ系特製肉そばをすする。遠方からの移動でペコペコになったお腹にエネルギーをチャージ。
13:30 【体験】特別企画展「ポケモン天文台」
かくだ田園ホールへ。ポケモンたちと一緒に星の世界をめぐる、この夏だけの特別な空間をじっくりと楽しむ。

18:00 【ディナー】Restaurant&Bar Panch
夕暮れとともに、駅前ですぐに暖簾をくぐれるPanchへ。33年のノウハウを持つプロデューサーの目利きが光る旬菜鮮魚や、備長炭の炭火焼鳥をお酒とともに。宇宙のロマンに浸った1日の余韻を語らう、最高の夜がここにある。

21:00 【宿泊】GUESTHOUSE66
Panchからわずか二軒隣(徒歩1分)。バイカーなら大切な愛車を1階の屋内ガレージに滑り込ませ、そのまま心地よい眠りにつくだけ。

【2日目:本物のロケット開発の最前線へ】

07:30 【朝】東の稜線から昇る光
盆地特有の朝靄を柔らかく溶かしていく、東の稜線から昇る角田の美しい朝の光の中で目を覚ます。清々しい朝の空気の中徒歩5分の台山公園の散歩もいいだろう。そこには実物大のH2ロケットがある。Guesthouseに帰ったら無料の朝食が待っている。


10:00 【見学】JAXA角田宇宙センター(※事前予約制)
宿をチェックアウトし、いよいよ本物の宇宙開発の心臓部へ。日本のロケット開発を支える大迫力の液体ロケットエンジンに触れる、知的好奇心を満たす時間。(※宇宙開発展示室の見学は事前予約制となっているため、旅の前に公式サイトからの予約を忘れずに)。

●角田には、もともと空が残っている

ポケモンを見る展示なのか、宇宙を見る展示なのか、まだよくわからない。
ただ、角田にはもともと空が残っている。
街灯を抜けると、夜が少し広くなる。その空に、この夏だけ別の光が混ざる。
かくだ田園ホールの夜は、たぶん少し賑やかになる。

  • コメント: 0

関連記事

  1. 角田ねぎまつり2021は終わっちゃったけど、角田のねぎまつりは終わっちゃいない。~ネギ料理研究会してきたよ編~

  2. 宮城へのツーリングでオススメの紅葉スポットをご紹介。秋ツーリング定番の紅葉巡りルートを、エリア毎の道路別に厳選しました。

  3. GWの家族旅行にオススメ宮城県・道の駅かくだ特集!直売所イチ押しのお土産やグルメ、子連れに嬉しい公園のご紹介

  4. 【今が旬】牡蛎好き歓喜!松島「焼カキハウス」で昇天し、アクアイグニス仙台で完全体になる旅

  5. 猪苗代湖から宮城へツーリングガイド後編)東京方面からの東北ツーリングに役立つ絶景の猪苗代湖周辺の無料キャンプ場や観光スポット、宮城のおすすめライダーハウスをご紹介。

  6. 宮城県版GoToトラベル『みやぎ宿泊割」を利用して、宮城県南から北上して仙台観光を楽しむシリーズ①初心者・ 北上編

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。