全国的に知名度が上がり、仙台の新名物となったせり鍋をご紹介します。せり鍋は、せり生産量が全国1位の宮城県の新しい郷土料理として、根付いてきています。仙台の美味しいせり鍋のオススメ店や、そもそものせり鍋の由来、美味しい食べ方等もご紹介します。
※ 記事は2019年12月6日公開時点の最新情報です。
目次
- せり鍋とは
- 仙台流せりの美味しい食べ方
- 仙台でオススメのお店5選
- いな穂
- 蔵の庄 一番町本店
- 侘び助
- 居酒屋 きりん
- わのしょく二階
- Restaurant&Bar Panch
- まとめ

せり鍋とは
ここ数年のメディアへの露出が増えた事で、仙台の郷土食として、全国的に定着してきた鍋料理がせり鍋です。宮城県は、せりの生産量が日本一の地域です。ブランドの仙台せりは、その8割が仙台のお隣り名取市で生産されています。産地が近い仙台だからこそ、朝採れの新鮮なせりを提供しているお店もあります。そもそもせり鍋とは、名取のせり農家さんと仙台市内の飲食店が、共同で開発された新しい郷土料理です。鴨や鶏肉で出汁をとった醤油ベースのスープに、どっさりと根っこ付きのせりを入れて頂きます。特に、厳寒期の根っこは美味しくなります。通年でせり鍋が食べれるお店もありますが、やはり旬の時期にいただくのがオススメです。
仙台流せりの美味しい食べ方
せりは部位によって、食感や風味が異なるのも楽しみの一つです。根っこまで食べるのがせり鍋の大きな特徴です。これがクセになり、県外にも多くのせり鍋ファンがいます。まずは、出汁の中にお肉を入れます。その後、根っこを入れ20秒ほど待ち、茎や葉を入れて食べます。名取産のせりは、すぐ火が通りますので、煮過ぎないように注意してください。歯ごたえがあるうちに、しゃぶしゃぶ感覚でいただきましょう。シャキシャキした食感が楽しめ、せりの豊かな風味が口いっぱいに広がります。締めはお店によって、うどんや雑炊等が用意されていますが、鴨肉との相性はそばが抜群です。また、食べ方を指南してくれる店もあるので、その際は安心してお任せしましょう。
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仙台でオススメのお店5選
いな穂
仙台のせり鍋発祥のお店です。いな穂では、せり鍋ではなく、せりしゃぶとして提供されています。鴨肉で炊いた出汁に、サッとくゆらす絶品のせりしゃぶが味わえます。あなごの白焼き等の一品料理も評判で、お酒も珍しい銘柄を楽しめます。店内は親密感のある広さで、昔ながらの雰囲気なので、一人飲みや少人数での利用が最適です。いな穂は、仙台駅西口からハピナ名掛丁アーケードに入るとすぐの、名掛丁センター街にあります。駅近なので、日帰り出張のビジネスマンにもオススメです。
- 所在地:宮城県仙台市青葉区中央1-8-32 名掛丁センター街
- 営業時間:15:00~23:00 LO22:30
- 定休日:日曜日
- アクセス:JR仙台駅西口から徒歩約6分。ハピナ名掛丁アーケードに入り、名掛丁センター街へ。
- 電話番号:022-266-5123
- 平均予算:約4,000円~5,000円
- 公式サイトURL
*サービス内容の最新情報は、店舗のホームページを参考にして下さい。

蔵の庄 総本店
蔵の庄総本店は、ハピナ名掛丁アーケードの入口にあるせり鍋の名店です。食材から調味料まで地元産に拘り、せりが旬の時期には、連日せり鍋目当てのお客さんで賑わいます。蔵の庄のせり鍋は、鶏肉とせりのシンプルな鍋です。その分せりの美味しさを存分に味わえます。締めには、鶏とせりの出汁が絶品の雑炊をぜひご賞味ください。さらに、利き酒師の店長が取り揃える日本酒も豊富なので、宮城の食文化を体験したい方にオススメです。また、人気店なので、事前に予約をして入店すれば安心です。蔵の庄は、仙台市内に総本店の他に一番町本店、花京院通本店があるので、満席の際はそちらに問合せる事もできます。
- 所在地:宮城県仙台市青葉区中央1-8-38 AKビル4F
- 営業時間:[全日]16:00〜24:00 LO23:00
- 定休日:無休
- アクセス:JR仙台駅西口から徒歩約5分。
- 電話番号:022-268-2488
- 平均予算:約4,000円
- 公式サイトURL
*サービス内容の最新情報は、店舗のホームページを参考にして下さい。
居酒屋 佗び助
せり鍋と言えば佗び助、と言うほど仙台で予約必須の人気店です。佗び助では、10年以上も前から仙台せり鍋という名前で、せり鍋を提供しています。鴨出汁せり鍋の元祖とも言われ、遠方から多くの方が来られます。お目当てのせり鍋は、鴨出汁のスープに大ぶりなせりと鴨肉を入れて楽しみます。佗び助のせりは、一般的なせりよりも随分と太く、味も香りも濃いのが特徴です。鴨肉の旨みと、せりの風味が加わり、実に味わい深いスープになります。締めはうどんと雑炊の両方があるので、スープの最後の一滴まで存分に楽しめます。
- 所在地:宮城県仙台市青葉区立町6-16
- 営業時間:
月~金 17:00~23:00 L.O 22:00
土 17:00~22:00 L.O 21:00 - 定休日:日曜日 日月が連休の場合、日曜日営業で月曜日休
- アクセス:仙台市営地下鉄東西線 大町西公園駅から徒歩7分
- 電話番号:022-217-8455
- 平均予算:約4,000円~5,000円
- 公式サイトURL
*サービス内容の最新情報は、店舗のホームページを参考にして下さい。

居酒屋 きりん
これまで紹介したせり鍋とは、一味違ったせり鍋を提供しているのが居酒屋きりんです。仙台の繁華街国分町の近くに佇む、古民家を改装した隠れ家的お店です。こちらの名物となっているのが、仙台白菜と豚肉のせり鍋です。契約農家さんから届く仙台せりや仙台白菜を、あっさりとした塩味の出汁で楽しみます。塩ベースのあっさり味のおかげで、ボリュームたっぷりの地元の恵みを、最後まで美味しく頂けます。一般的な醤油ベースのせり鍋を、既に体験された方にオススメしたいお店です。
- 所在地:宮城県仙台市青葉区立町1-10
- 営業時間:
・月~土・祝前日 ディナー 17:00~24:00 L.O.23:00、ドリンクL.O.23:30
・火~木・祝前日 ランチ 11:30~14:00 - 定休日:日曜日
- アクセス:仙台市営地下鉄東西線 大町西公園駅から徒歩7分
仙台市営地下鉄南北線 広瀬通駅から徒歩10分 - 電話番号:050-3468-4398
- 平均予算:約3,000円~4,000円
- 公式サイトURL
*サービス内容の最新情報は、店舗のホームページを参考にして下さい。
わのしょく二階
わのしょく二階は、鴨の団子と仙台せりのしゃぶしゃぶが人気のお店です。鴨出汁が効いた絶品のスープは、少し甘めの上品な薄味です。せり鍋としては特徴的なブリっとした鴨団子が入ります。柔らかい団子と、シャキシャキのせりの食感のバランスが楽しめます。主役のせりは、鍋用に栽培している農家さんから直接仕入れているほどのこだわりです。店内は清潔感があり、お洒落で落ち着いた雰囲気の空間です。女性に人気が高いお店なので、特にご夫婦やカップルでの利用にオススメです。
- 所在地:宮城県仙台市青葉区一番町2-5-15 一番町ビル2F
- 営業時間:17:00~24:00
- 定休日:不定休
- アクセス:仙台市営地下鉄東西線 青葉通一番町駅から徒歩2分
- 電話番号:022-224-6040
- 平均予算:約4,000円
- 関連サイトURL
*サービス内容の最新情報は、店舗のホームページを参考にして下さい。
Restaurant&Bar Panch

仙台市内から車や電車で約50分の角田市にある、Restaurant&Bar Panchでもせり鍋が楽しめます。パンチのせり鍋は宮城県産のせりと鴨肉を使用した”せり鴨鍋”です。こだわりは鴨ガラを丁寧に取った出汁。深みのある出汁とせりの香りがよく合うせり鍋です。鍋の〆には、雑炊や丸森産の米粉麵を入れて最後までせり鍋を楽しめます。せり鍋以外にも地のものを使用した料理を提供しております。
- 所在地:宮城県角田市角田泉町73−1
- 営業日:金、土、日曜日(17:00~20:00)
月、水は予約制 (17:00~20:00) - アクセス:阿武隈急行線 角田駅から徒歩3分
- 電話番号:0224-63-5939
- 平均予算:約3,000円~4,000円
- 公式サイト
パンチで夕食を楽しんだ後は、徒歩1分の場所にあるゲストハウス66への宿泊がおすすめです。ゲストハウス66ではパンチでの夕食付プランもご用意しております。ぜひご利用ください。

まとめ
冬から春にかけての期間限定で味わえるのが、仙台新名物のせり鍋です。全国的にファンを増やし続けるせり鍋は、せりを美味しく食べるための鍋です。具材の一つの野菜が主役になり、旬を楽しめる鍋は希少ですね。新しい仙台の冬の味覚を味わいに、宮城に訪れてみてはいかがでしょうか。

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